就職氷河期とは~失われた,余りにも残酷な世代の実態を探る~

こんにちは。HANAです。

今回は就職氷河期についての話をしていきます。

よくニュースで話題になる内容だと思いますが,

早速,どんなものか,掘り下げてみていきましょう。

 

就職氷河期はどの様にして始まったのか>

就職氷河期が起こった原因は,1990年のバブル崩壊がきっかけで

景気が大幅に悪くなり,バブル時代に人員を採用し過ぎた企業が,

一斉に採用数を絞ったことにあります。とんでもない社会現象で,

今でいう,中間層がいない企業が生まれてしまったという訳です。

1997年から1998年にかけて,有効求人倍率が回復しかけた時も,

消費税の引き上げなどの緊縮財政や,不良債権処理の失敗による

大手金融機関の破綻により,就職氷河期は更に長く続いたのでした。

簡単に言うと1993年から2005年くらいまでの12年くらいの間です。

 

氷河期世代とバブル世代の大きな格差とは>

氷河期世代とバブル世代は,何かと比較されます。

バブル世代の就活では,履歴書を出すだけで内定が貰えたり,

内定者をステーキ・しゃぶしゃぶ、寿司で接待したり,

リゾート地のホテルで研修をうけさせたりしていました。

一方の氷河期世代では,エントリーシートや履歴書の段階で

何十社も弾かれるのが日常茶飯事だったみたいです。

ようやく面接にたどり着いたかと思えば,面接はすぐに終わり。

不採用メールが届くのはまだマシな方で,何のアクションも

ないまま連絡を切る会社すらザラにあったそうです。

もはや,生まれた時代が違ったというだけではと思う人もいて,

到底納得できない人が殆どなのではないだろうかと思います。

 

 

氷河期世代の現在は一体どんな状態なのか>

氷河期世代の大半は,苦しみは今でもずっと続いており,

大卒でも非正規雇用だったり,転職できなかったり,

若い時に遊べなかったり,心身が安定していなかったり,

引き籠りがちで,平均年収が低く,未婚の人が多いという,

他の世代と埋められない格差ができてしまっています。

やはり,1度レールに乗れないと簡単には這い上がれない

という,日本独特の風潮が未だに向かい風となっています。

しかし,そんな氷河期世代ですが,真面目でストイックで

タフだったり,専門性が高く,客観視点があり,変化にも強い

という,厳しい場面を耐え抜いてきたという強さもあります。

因みに,あの有名な実業家のひろゆき氏も氷河期世代です。

なんか,感慨深いですね。諦めないことは本当に大事ですね。

 

就職氷河期 まとめ>

就職氷河期バブル崩壊後に起き,

2005年くらいまで長く続きました。

バブル世代との格差や,現在でも

悲惨なイメージですが,中には,

ひろゆき氏みたいな大者がいます。

いかがでしょうか?人生は時代の

経済に影響されるものですけれども

常に生き残れる様に奮闘しましょう!