ヨーロッパの貧富の差~華やかな街でも起きている残酷な苦難~

こんにちは。HANAです。

今回はヨーロッパの経済に関する話をしていきます。

スリが多発したり,ホームレスが多かったり,

ギリシャやスペインは経済が破綻している様な

イメージですが,実際はどんなものなのでしょうか。

<ヨーロッパの経済格差 もはや中流階級は崩壊している>

ヨーロッパは日本と同じで中流階級が崩壊する傾向です。

その為,今までは貧困層ではなかった中間層の人達も

自分たちの将来に不安を感じ,転落の恐れがあります。

金持ちか貧乏かの二極化という極端な構造になっています。

移民や難民の問題は,安い経済力が入ってくるという意味で

中間層・低所得者層にとって深刻な問題となっております。

一方,移民は一般にヨーロッパの数々の移住先の国の中で

元々住んでいた人達よりも所得が低く,貧しい場合が多いです。

結果として,他所の地域に比べてヨーロッパの貧富の差の方が,

貧しい層が限られているだけに心理的には厳しいと思われます。

<ヨーロッパの就職難 大学を出ても就職が出来ない若者>

ヨーロッパでは,2017年までの8年間で失業率が

なんと19%から25%にまでに上昇しているのです。

先程も述べましたが,特にスペインとギリシャでは,

若者のうち2人に1人が就職できない,失業中という

とんでもない事態になってきているのです。

有名大学で優秀な学位を取得しても,就職は困難です。

多くの若者は,卒業しても実家を離れられません。

外国まで職探しに行かねばならないこともあります。

因みに,ドイツなどの好景気の国に行ったとしても,

実際問題,簡単に採用される様なことはありません。

何故なら,よほどのグローバルでインターナショナルな

大企業でもない限り,幾ら一流大学の卒業資格や,

その業種のエキスパートであっても,ドイツ語が堪能ではない

外国人の若者はなかなか雇ってもらえないのが現実なのです。

学校は出たのに,真面目なのに,懸命に就活に励んでいるのに

それでも就職ができない若者たちは本当に可哀そうです。

 

<ヨーロッパの経済対策 何をすれば問題はなくなるか>

新型コロナウイルスの流行以降,国内総生産は減少気味。

早期の経済回復を図るためにも,EUの復興基金の活用や

景気刺激策の実行が急がれます。ここでいう復興基金とは,

新型コロナ禍の打撃を受けたEU加盟国の経済復興対策に

充てられる7,500億ユーロ規模の基金のことです。

グリーンとデジタル化への移行を支援することを通して,

EUの経済再建を目指し,補助金と融資が各国に配分され,

2021年以降に執行される見通しとされていました。

また,その他にも,今後留意すべき規制としては,

EU域外企業に対する投資規制が挙げられております。

加盟各国は,EUの投資スクリーニングに関する規則により,

投資スクリーニング制度の導入や厳格化を進めています。

<ヨーロッパの貧富の差 まとめ>

ヨーロッパでは,未だに経済難の状態が続きます。

ギリシャやスペインなどでは若者の2人に1人が

大学を出ても就職出来ないなどの問題があります。

EUの復興基金の活用などの対策がされています。

いかがでしたでしょうか?経済格差による問題は

少しでも無くなって欲しいものですね。それでは,

引き続き,次回の内容も楽しみにしていて下さい。