バブル景気とは?~日本史上最高に弾けた一瞬の輝きの時代~

こんにちは。HANAです。

今回は,あのバブル景気の話をしていきます。

バブルと聞くと,日本の経済のピークの時代を

思い浮かべる人が多いのではないかと思います。

それでは,早速,内容を見ていきましょう。

 

<バブル世代は一体どんな恩恵を受けてきたのか>

バブル世代というと,就職活動の時に恵まれた環境

だったという話を聞きます。

面接の交通費は全額支給されるため,

地方の学生が東京の面接を2社,3社と一気にこなして

往復分の交通費をそれぞれの会社からゲットしたとか,

それだけでバイト代より稼いでいた学生が沢山居たり,

説明会に行くだけで交通費で1万円が貰えたり,

もっと言うと説明会に行くだけで内定が出たそうです。

内定を承諾するとハワイ旅行をプレゼントされたり,

いまの世代の人達には到底信じがたい内容ですが,

どれも当時は本当にそういうことがあったみたいです。

 

<バブル景気はどの様に始まり,崩壊したのか>

バブル景気の発端はいつ頃かというと,1985年です。

ニューヨークのプラザホテルで先進5か国(日米英独仏)

財務相中央銀行総裁会議(G5)が開催されました。

そこで,ドル高是正(日本から見たら,円高ドル安誘導)を

目指すことで各国が一致したのです。これがプラザ合意です。

プラザ合意後,政府や日銀の想定をはるかに超えるスピードで

円高が進行し,日本は円高不況に直面します。この為,日銀は

徹底した低金利政策をとりますが,空前の金余りが起きました。

余った資金が株式市場になだれ込み,資産価格の上昇が始まり,

日経平均株価は1989年に38,915円の史上最高値をつけました。

日銀の低金利政策で生じた余った資金は,不動産市場にも向かい,

地価高騰が起きました。地価は必ず上がる、上がり続けるという

土地神話が生まれ,皆こぞって不動産を買うようになったのです。

誰もが不動産に関心を持ったため,不動産ブームが起きました。

しかし,そんなバブル景気は長くは続かず,終焉を迎えます。

1990年に入ると同時に株価が急激に下がり,地価も下がります。

日銀は1989年に既に低金利政策を辞め,利上げに転じていましたが,

政府も1990年から不動産向け融資を規制しました。こうした措置に

加えて,急激に上がり過ぎた反動もあって,後に,株価も地価も

長い低迷期に入ります。これが,いわゆるバブル崩壊なのです。

 

 

<バブル世代のリストラはどこまで行われたのか>

とある大企業の話によると,

本来は,バブル世代は20代の頃から人員削減を

するべきだったそうです。

ところが,その1990年代は不況が長引いていたので,

新卒採用を控えることで人件費を抑え込んでいました。

そして,2005年前後から,40代になったバブル世代の

リストラが始まったみたいです。

東芝NEC,キリン,ルネサスエレクトロニクスLIXIL

オンキョー,中外製薬富士通など数え切れません。

やはり,ずっと安泰ということはないとみて取れます。

 

<バブル景気 まとめ>

バブル景気は1986年12月から始まり,

1991年2月に崩壊するまで続きました。

バブル世代は絶大な恩恵を受けてきたものの,

現在はリストラに遭うなどの現実があります。

皆さんはバブル世代に生まれたかったですか?

とにかく,自分の生きる時代で上手く景気が

回ってくれると良いですね。

まずは,個々で何かに依存せずに努力ですね。

それでは,また,次の記事で会いましょう。