東京地検特捜部とは何か?

こんにちは。HANAです。今日は元旦,2023年ですね。

明けましておめでとうございます。それでは,今回は,

色々と話題になっている東京地検特捜部の話をします。

私は,青汁王子の逮捕で,特捜部の存在を知りました。

 

全国の検察庁の中で地検特捜部(地方検察庁特別捜査部

のある検察庁は、東京地検大阪地検そして名古屋地検の

3つしかないことをご存じですか? 一般の事件と異なり、

国会議員の汚職や大型経済事件など主に検察庁が独自に

捜査する事件を扱います。それでは,説明に入ります。

 

戦後間もない1947年、旧軍需物資の隠匿を取り締まる隠退蔵事件捜査部として

発足しました。政財界を揺るがす造船疑獄やロッキード事件リクルート事件

東京佐川急便事件、ゼネコン汚職などを立件してきました。近年では西武鉄道

事件やライブドア証券取引法違反事件、村上ファンド事件など大型経済事件の

摘発も多くなっています。

 

東京地検特捜部の組織には、「特殊第1班」「特殊第2班」「直告班」

「財政経済班」「捜査事務」「機動捜査担当」「証拠品班」があります。

特捜部の検事は、「特殊第1班」「特殊第2班」「直告班」「財政経済班」

にそれぞれ配置。役割として主に政治家や官僚などの汚職、贈収賄事件を

担当しているのは「特殊第1班」「特殊第2班」になります。告訴、告発

事件を担当しているのが「直告班」。「財政経済班」は主に東京国税局が

告発する脱税事件のほか、会社法、商法、金融関係の刑事事件に加え、警視

刑事部捜査第二課が送致する政治資金規正法違反、贈収賄、官製談合,

企業犯罪である詐欺、背任、横領などの事件を担当しています。

ちなみに特捜検事は具多的にどんな仕事をしているのか? 気になりますね。

内容的には大きく3つ。1つ目は被疑者の取調べ、2つ目は被害者や目撃者、

参考人の取調べで最後に証拠収集及び検討となっています。立件するために

地道に証拠収集、取調べを行う必要があります。しかし捜査機関は被疑者を

逮捕・勾留すると、最大約3週間で捜査を遂げて起訴・不起訴の判断をしな

ければなりません。限られた期間ですので、土日祝も休まずに捜査を行います。

班長検事の捜査終了の合図がない限り、帰宅すら許されないとか。

 

現在の一般企業で上司による行動制限があれば、ハラスメント扱いされること

間違いないのではないでしょうか? ただし、今の東京地検特捜部では被疑者が

逮捕・勾留中であっても捜査に支障がなければ、1日程度は休暇を取得できる

こともあるようです。逆手にとった話になりますが、特捜検事になると休日勤務

手当がかなりの金額になる一方で、特に若手検事の場合はプライベートの時間が

なく、お金を使う機会がないため預金が増えると言われています。

 

東京地検特捜部は国を揺るがすような大きな事件を手掛け、立件していることは

分かります。これから大きな事件を目にした時は、特捜検事たちが寝る間を惜し

んで1つ1つ事件を解決していると考えてみてくださいね。